令和3年2月1日~3月27日 黒住教宝物館
現代美術家 高橋秀氏が、昨秋文化功労者に選ばれましたことを記念して、黒住教宝物館にご献納いただいている多数作品の中から14点を展示いたしました。
館内に常設しています作品とともに、高橋秀氏の世界を感じ、励まされ、元気になっていただけましたら幸甚に存じます。
また、大元宗忠神社境内にあります「高橋秀アート常設館」も自由にご覧いただけます。
●煌々(2014)
●上弦(2013)
●黄金の階段・上昇(2011)
●月待山(1997)
●黄金の稜(mini)(2006)
●青のハート(1984)
●恋
●青香 -Profumo di Blu-(2018)
●たゆたふ宵月 -Luna girovaga-(2018)
●赤と黒 -Rosso e Nero-(2018)
●伝説の核 -Nocciolo della Leggenda-(2018)
●流波 -Onda che scorre-(2018)
●宙(2019)
●陽(2006)
令和3年4月1日~5月27日 黒住教宝物館
平成13年(2001年)4月9日に逝去されて二十年、十年振りに「鈴木 治」一色に展示いたしました。
信楽の土に赤化粧を施した泥象(でいしょう)は、大きいものから小さいものまで、青白磁は、馬、鳥、牛など動物をモチーフにした作品です。
また、掌(たなごころ)におさまる香盒は、初展示です。
実際に使われている黄瀬戸皿や織部向付など器類には、鈴木先生の洗練されたシャープさと暖かさを感じさせられます。
「陶の詩人」と言われた鈴木先生のお心を味わっていただけましたら幸甚に存じます。
●彌生(1987)
●サーカスの馬(1984)
●陽のぼる(1982)
●風児(1984)
●馬 母と子(1997)
●小禽(1984)
●青白磁汗馬(1975)
●雪の馬(1972)
●雲の區域(1982)
●鳥(1979)
●黒い山羊(1990)
●土面(1965)
●器(1965)
●泥像(1965)
●光ル木(1998)
●太陽の懸橋(1987)
●掌上泥象遊子
●呉須香盒 桔梗
●香盒 重ね餅
●太陽の椅子(1987)
●鳥歌(1989)
●馬(傾けた馬首)(1970年代後半)
●花飾り(1970年代後半)
●阿ノ爐 吽ノ爐(1998)
●塔ノ爐(1990年代前半)
●青白磁花入(1978)
●黒絵壺(1955年頃)
●仮名文字の皿(1965)
●黄瀬戸皿(1967)
●織部向付(1967)
●青白磁皿九十九羽の鳥(1978)
●緑の大皿(1967)
令和3年6月1日~7月27日 黒住教宝物館
宝物館々蔵品は多岐にわたり作家方も多数です。今回は近代と現代の日本画、洋画、陶芸、漆芸、染織から作家11名、計12点を展観しました。すべて宝物館に献納いただきました作品で、初展示が3点あります。
コロナ禍収束を祈る現在(いま)、身体の疲労は休息を取れば回復に向かいますが、心や気持ちは難しいものです。しかしその場合、外からの刺激によって安心していくこともあります。芸術に触れあう時間や美術鑑賞も、その一つです。
宝物館は密になることが少ない為どうぞ安心してご来館ください。
●風炉先屏風「吉野」/佐藤 常子
●「月聲」/松原 賢
●白瓷菊花銘々皿/塚本 快示
●拭漆欅盛器/黒田 辰秋
●「採花汲水」/井手 康人
●「妙」/三輪 華子
●「サンテチエンヌ・デュ・モン教会」/赤木 曠児郎
●烏城紬 「月のしずく」/須本 雅子
●「石の聖書」/荒木 高子
●「祈り」/三輪 龍氣生(龍作)
●「花よ咲け」/三輪 龍氣生(龍作)
●袱紗/志村 ふくみ
佐藤 常子(染織家) | 岡山生まれ、33歳から独学で染織を始めた |
松原 賢(日本画家) | 土や砂、墨などの画材を使って自然観を表現する |
塚本 快示(陶芸家) | 1912-1990年 中国陶磁(白磁.影青等)の研究につとめた |
黒田 辰秋(漆芸家) | 1904-1982年 木工芸の分野で初めて人間国宝の認定を受けた |
井手 康人(日本画家) | 2018年、院展 文部科学大臣賞受賞 |
三輪 華子(陶芸家) | 12代三輪休雪(龍氣生)の娘として萩に生まれた |
赤木 曠児郎(洋画家) | 1934-2021年 パリを拠点に活躍した |
須本 雅子(染織家) | 岡山県伝統工芸烏城紬を復活させ、保存継承する |
荒木 高子(陶芸家) | 1921-2004年 「聖書シリーズ」で数々の賞を受賞した |
三輪 龍氣生(陶芸家) | 2019年、陶号を「龍氣生」と改めた |
志村 ふくみ(染織家) | 草木染めの糸を使用した紬織の第一人者、随筆家でもある |
令和3年8月1日~9月26日 黒住教宝物館
(火曜日休館、但し8月25日は臨時休館です)
今回は五色(青、黄、黒、緑、赤)の「色つながり」で、さまざまな焼き物を主に、金工、木工、漆工、絵画を計25点展観しています。
繋がりには、作品の種類、作家、時代、用途などいろいろですが、今回は色で、その中でも展観会期と「東京五輪・パラリンピック開催中」のつながりで、五輪マークの五つの輪の色にしました。
過去に何度も登場している宝物館代表作から初展示作品まで多種多様に織り交ぜ、展示室というフィールドを華やかに彩っています。
また鈴木治記念室も五色の作品を展示しています。併せてご覧ください。
●「蒼の光景」/宮永 東山
●花入/加守田 章二
●「青い飾壺」/熊倉 順吉
●ガンダーラ陶像(3~4世紀)
●大皿/バーナード・リーチ
●金彩鶴首花入/十代大樋長左衛門
●黒花入/高月 國光
●「素因の中の素因」/八木 一夫
●黒釉鉢/八木 明
●織部湯呑/岡部 嶺男
●香合/正阿弥 勝義
●漆盃/金城 一國斎
●象嵌文角錐体/加藤 清之
●青瓷茶器/清水 卯一
●織部長方皿/北大路 魯山人
●「阿吽」/赤木 曠児郎
●「風のシグナル」/林 秀行
●「青のハート」/高橋 秀
●「龍呼」/三輪 龍氣生
●鉢/金重 愫
●織部/鯉江 良二
●織部鉢/坪島 土平
●赤絵馬上杯・赤絵湯吞/鈴木 治
●色絵向付/金重 素山
●「仲よしこよし」/藤田 桜
繋がりには、作品の種類、作家、時代、用途などいろいろですが、今回は「色」で、その中でも展観期間と「東京五輪・パラリンピック開催中」つながりで、マークの五色(青黄黒緑赤)にしました。
令和3年10月1日~11月26日 黒住教宝物館
(火曜日休館、但し11月23日開館、翌24日休館)
前回展示の色つながりのように、今回も作品のもつ“繋がり”です。
その中の用途としての「注ぐ物」を、徳利15点をはじめ、水注ぎ、宝瓶、急須、醤油さしなど、計28点を展観しています。(初展示7点)
信楽、萩、備前など窯業地の作家や現代作家の作品、また縄文時代の「注口土器」や朝鮮の高麗時代の「響銅軍持(さはりぐんじ)」は、館蔵品の中でも珍品です。
鈴木治記念室も同じく“注ぎ物”や、様々な「鳥」を展示しています。併せてご覧ください。
●伊部徳利/竹中 健次
●唐津徳利/辻 清明
●信楽徳利/金重 愫
●信楽徳利/鈴木 治
●山水徳利/八木 一夫
●粉引徳利/岡部 嶺男
●徳利/加守田 章二
●備前 登窯徳利/島村 光
●志野徳利/鈴木 藏
●備前徳利/伊勢崎 淳
●はけめ徳利/川喜田 半泥子
●備前徳利/森 陶岳
●縄文注口土器 (縄文時代)
●白い水注/八木 一夫
●青白磁水注/山田 光
●水注/鈴木 治
●萩急須/十代三輪休雪
●出西窯急須
●土瓶/西岡 みどり
●萩宝瓶/十代三輪休雪
●備前宝瓶/藤原 啓
●備前泡瓶/島村 光
●醤油注/鈴木 治
●醤油さし/藤原 啓
●響銅軍持(朝鮮の高麗時代)
●備前徳利/藤原 啓
●備前徳利 「離我」中川一政 刻/藤原 建
●備前徳利/金重 陶陽
令和3年12月1日~令和4年1月28日 黒住教宝物館
(火曜日休館、但し12月21日、年始1月4日開館、12月20日と年末27~31日、1月6日休館)
令和3年最後の企画展は、4年振りに宝物館の代表作品選、その中の近現代のものです。
幾度となく展示してきました作品をはじめ、作家方のかくれた名品も並べています。(初展示2点)
また、鈴木治記念室も泥象の代表作でお迎えします。
昨年につづき今年も身と心が凝り固まってしまう日々でした。芸術品に向き合う時間を通して、ゆったりと深い呼吸をして、心新たに元気で豊かな気持ちになっていただけましたら幸甚です。
新年は元旦から開館しております。神道山の初詣とともに、どうぞご来館ください。
●「梅」/熊谷 守一
●備前「貌」/島村 光
●「夏の神社」/青木 繁
●「春」/平櫛 田中
●備前白泥花器/隠﨑 隆一
●香爐/正阿弥 勝義
●「大神楽」/奥村 土牛
●志野釉 「お日の出」/鹿児島 寿蔵
●「川沿いの家」/鳥海 青児
●古帛紗「江戸小紋百景」/小宮 康孝
●備前耳付壺/金重 陶陽
●「太陽」/金島 桂華
●「神道山」/中川 一政
●花器(「ザムザ氏の昼寝」)/八木 一夫
●志野天目茶碗/荒川 豊蔵
●ねずみ志野ぐい呑/北大路 魯山人
●ぐい呑/中川 一政
●盃「花」/小山 冨士夫
●盃/加守田 章二
●「浜辺の松」/横山 大観