平成31年(2019)3月31日(日)午後2時から当宝物館「まることセンター」にて、笑福亭 鶴二、笑福亭 智丸を迎え「第6回神道山お日の出寄席」を開催いたします。
第6回神道山お日の出寄席
●日 時:平成31年(2019)3月31日(日)
午後2時開演(開場:午後1時30分)
●場 所:黒住教宝物館「まることセンター」
●入場料:当日券 2,500円(税込、全席(椅子席)自由)
前売券 2,000円(税込、全席(椅子席)自由)
(大学生以下1,000円)※電話予約も前売り扱いです。
●演 題:一席目 笑福亭 智丸「狸賽」
二席目 笑福亭 鶴二「隣の桜」
三席目 笑福亭 鶴二「親子茶屋」
「星正幸と古備前展」によせて
黒住教六代 黒住宗晴
今日、備前焼の作家方の中には、いわゆる父子相伝の家代々の方はもちろんのことながら、他県から飛び込むようにやって来て備前の作陶に打ち込んでいる方も次々とあります。
いずれも、そのご苦労はなまなかのものではありませんが、他所から来られた人には、縁もゆかりもなかっただけにその日々は私たちの想像を越えるものがあったでしょうし、今もあり続けていると思えます。
よほど備前焼が好きでなくてはできないことでありましょう。
星正幸さんは、そういう意味で典型的な、いわば外(と)様(ざま)の作家です。
己れに合った土を求め探し、またその土に手をかけ目をかけ育て上げて初めて成形にとりかかる、気の遠くなるような作業、歳月は、作品の奥深さともなって自然に滲み出てきます。
それだけに、不必要なものはすべて削除されたような単純明快さです。観る人、使う人に飽きさせない、それどころか、その人の分身にまでなってくる作品が多いように思われます。
古備前に学び、そこを凌駕しようと努める星さんは、私どものまさに期待の“星”なのです。
星正幸と古備前展は、6月1日(土)まで開催しております。
会期:2019年6月7日(金)~9月18日(水)
会期中、現代作品三点は、毎月内容を新たにいたします。
6月・・・加守田章二・八木一夫・北大路魯山人
7月・・・加守田章二・八木一夫
8月・・・加守田章二・八木一夫・北大路魯山人
9月・・・加守田章二・北大路魯山人・岡部嶺男
○縄文土器 縄文
○縄文注口土器 縄文
○須恵器俵壺 古墳~奈良
○常滑 三筋壺 平安後期~鎌倉初期
○猿投 長頸瓶 平安
○美濃 すり鉢 平安
○渥美 山茶碗 鎌倉
○中津川 すり鉢 鎌倉
○常滑 山茶碗 鎌倉
○備前 すり鉢 南北朝
○備前 緋襷徳利 桃山
○備前 鶴首緋襷花入 桃山
○備前 すり鉢 桃山
○吉ノ字皿 現代 北大路魯山人
○常滑 壺 平安
○珠洲 大壺 室町
○丹波 大壺 室町
○信楽 大壺 室町
○「素因の中の素因」 現代 八木一夫
○埴輪武人 古墳
○灰釉大血 現代 加守田章二
○弥生高杯 弥生
○弥生長頸壺 弥生
○弥生すり鉢 弥生
黒住教六代 黒住宗晴
竹中健次さんのやきものには、音楽に通じるものがあるように感じます。とうとうたる大河の如き迫力のあるもの、花開く畑に舞う蝶のような軽やかさとやさしさに満ちた作品など、いわゆる備前焼の範ちゅうを越えたものがあります。
クラシック音楽に疎い私でも、その音色に包まれるとき独特の幸せ感に浸りますが、それにも似た世界に彼の作品は誘ってくれます。
これは天性もありましょうが、長きにわたる鍛錬の日々が、彼本来のものを引き出してくれているのではないかと思います。
吉備の国の、その名も吉備中央町の高原に籠もるような歳月は、更に味わい深い作品を生み出してくれるだろうと期待していることです。
「unison竹中健次」岡山天満屋美術画廊
2019年1月30日~2月5日
図録より
特別展示 備前焼で再現された国宝の名刀「山鳥毛」
令和元年12月7日~令和2年2月24日 黒住教宝物館
●「富士」荒川豊蔵
●「大神楽」奥村土牛
●備前陶(刀)国宝「太刀無銘一文字(山鳥毛)」写し 森本直之
●「彩花汲水」井出康人
●「神路山」池田遥邨
●「太陽」金島桂華
●「枇杷図」水越松南
●志野天目茶碗 荒川豊蔵
●「浜辺の松」横山大観
●古帛紗「江戸小紋百景」小宮康孝
【特別展示】
備前陶「山鳥毛」…備前刀の最高峰と評され、戦国武将上杉謙信・景勝の愛刀として名高い国宝の名刀「山鳥毛」を、備前焼で刃文まで再現された。