“神道山世代”の皆さんへ

平成26年2月号掲載

 黒住教立教二百年という特別な年を迎えて、今年の10月11日から11月3日までの土曜日と日曜日と祝日(体育の日と文化の日)の10回にわたって行われる「立教二百年大祝祭」に、家族・親族勢ぞろいで、大人も子供も大集合して神道山にお参りして、有り難いおかげを受けていただきたいと念願しています。そして、本部スタッフとしても、できるだけ「大祝祭」に集中して準備万端を整えて、参拝者をお迎えしたいと思っています。

 そこで、実は「まるフェス大会委員長」・「ヤンキャン実行委員長」として決断したのですが、昨年秋に発表した平成26年の行事予定を一部変更して、今年の「第36回まることキッズ・フェスタ(まるフェス)」と「第28回まることヤング・キャンプ(ヤンキャン)」を、休み(休止)にさせていただくことにしました。幼稚園児から小学生の「まることキッズ」、小学校高学年から高校生までの「まることヤング」、そして中学生以上の青年男女の「リーダー」の皆さん、さらに、かつて「まること大会」、「まることサマーキャンプ(まるキャン)」、「ヤングのつどい」に参加した数多くの“神道山世代”の“元ちびっこ・元ヤング・元リーダー”の皆さんにも、ぜひ神道山に帰って来て(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)「立教二百年大祝祭」にお参りして、宗忠の神様に今の元気な姿を見せてもらいたいと、心から願っています。

 今年の「まるフェス」と「ヤンキャン」は休止にしますが、“現役”参加者のみんなには、「大祝祭」にお参りしてもらうことで今年の行事に参加してくれたことにしますから、「皆勤賞(小学6年生の時点で6回以上の参加)」や「準皆勤賞(小学6年生の時点で4回以上の参加)」、また「スーパー皆勤賞(高校3年生の時点で10回以上の参加)」を目指してくれているみんなをがっかりさせることはありません。

 このように若い世代への参拝を呼び掛ける以上、幼い子供たちから久しぶりに神道山に帰って来た人たちまで、さらには初めて参って来られた皆さんにも喜んでもらえる「大祝祭」にしなければなりません。本祭典と園遊会が、参拝されたすべての方々にとって有り難く楽しい時間になるように、工夫を凝らして準備をしたいと思っています。

 その一つが、現在製作中の新しいアニメの上映会です。これは、一昨年「ご鎮座百五十年記念祝祭」が盛大に行われた京都の神楽岡・宗忠神社を主な舞台に、明治維新直前の激動の時代に宗忠の神様の尊いおかげをいただいた人々の物語が、小学6年生の孫娘とおじいちゃんの会話で展開されるアニメーションです。立教二百年の記念作品として、いま製作の真っ最中で、子供から大人まで、きっと楽しんでいただけます。乞うご期待です!

 また、「まるキャン」の頃からの子供たちに大人気のプログラム「まるフェス・ビンゴ」も、大祝祭の祭典が終わってから大会委員長の私が登場して、いつものように楽しく盛り上がって行う予定です。

 その他の行事も順次計画いたしますが、もちろん本祭典を中心とする大切な祈りが疎(おろそ)かになるようなことはありませんから、普段からお参りになるお道づれの皆さまも、どうぞ心待ちにしていて下さい。なお、教会所単位の団体参拝(団参)ではなくて家族単位でお参りになっても、有り難く参拝していただけるようにお迎えさせていただきます。

黒住教立教二百年の今年は、神道山ご遷座四十年の年でもあります。記念すべき「第1回まること大会」は、神道山に大教殿がお遷(うつ)りになって3年後の昭和52年(1977)の夏のことでした。以来、神道山で子供の頃の思い出をもっている“神道山世代”も大集合して、「黒住教立教二百年大祝祭」をみんなでお喜びしたいと心から願っています。