「祈り年」
祈りに徹する13カ月を!
平成25年10月号掲載
立教二百年の平成26年まで2カ月、まさに“世紀の”大祝祭まで12カ月を迎えました。
天照大御神とご一体の教祖宗忠神とのご神縁を、お道づれの皆さまにはどうぞくれぐれも怠りなく、今こそ十二分に深く広く強く結ばせていただくべく、心して一層の誠を尽くしてまいりましょう!
先月、全国の教会所所長・常勤教師が霊地神道山に集結し、立教二百年の大祝祭に向けた「決起大会」が開催されました。教祖様への「お誓い」も新たに、熱い心一つになった有り難い“ラスト・スパート”のスタートの時となりましたが、そこで布教担当の教団総務である勝部盛行原鹿大教会所(島根県)所長が高らかに宣言したのが「祈り年」の一言でした。
ご承知の通り、昨年の「京都神楽岡・宗忠神社ご鎮座百五十年記念祝祭」に始まり、今年の「第六十二回伊勢神宮式年遷宮」(お道づれの皆さまには「お白石持(しらいしもち)行事」への参拝奉仕を通して)、そして明年の「黒住教立教二百年大祝祭」、さらに“〆(しめ)の祭り”といえる再来年の「霊地大元・宗忠神社ご鎮座百三十年記念祝祭」までの4年間を、教主様から「祭り年」と名付けていただいていますが、その中心をなす「立教二百年大祝祭」までの、これからの一年間を「祈り年」として懸命の祈りに徹しようとの呼び掛けでした。
皆さまに本誌が届く頃にはすでに開始しておられるかと思いますが、何をもって「祈り年」かと申せば、具体的には「立教二百年 教祖神報恩1000万本お祓い献読」へのお道づれ総参加です。今月1日から来年の12月3日の「立教二百年大祝祭」最終日までの13カ月間、教団を挙げて「お祓い修行」に徹しようという信仰運動です。大祓(おおはらえ)詞(のことば)1本につき1枚のシールを専用の台紙に貼って、100枚(すなわちお祓い100本)で一杯になったら教会所を通じて神道山・大教殿の御神前にお供えして、さらに枚数を重ねていただきます。小学生以下の子供さんには禊(みそぎ)祓(はらえ)詞(のことば)を3本で シール1枚という“ルール”は、平成12年(2000)の「教祖神百五十年大祭」に向けて行った「一千万本お祓い献読」の時と同じです。あの時は11カ月で“満願成就”となりましたが、今回はどこまで“達成記録”が早められ、そして“本数記録”が伸ばされるか、大いに楽しみながら、有り難くつとめてまいりたく思います。
申し上げるまでもなく、本教にとって「日拝修行」、「お祓い修行」、「御陽気修行」は、教主様が「告諭」でお示し下さっているように「最も大切」という意味から“三大修行”といって昔から尊ばれてまいりました。時代とともに変えなければならないことはもちろんありますが、お道信仰を深めて「ありがとうなる」ための黒住教道づれの修行は、今までも、そしてこれから先も、三大修行の励行です。
本来なら「立教二百年大祝祭」の当日こそ有り難い御日拝からお参りいただきたいのですが、宿泊許容人数に限りがありますので、「立教二百年奉祝推進・日拝団参」が呼び掛けられています。「“お日の出の郷・神道山”で、前晩に懇親の“一杯(・・)” 、そして心新たに“日拝(・・)”の団体“参拝(・・)”を!」と、「“イッパイ”・“ニッパイ”・“サンパイ”」が合言葉です。
日々の各ご家庭での「日拝修行」と「お祓い修行」、さらには鎮魂と養心のための「御陽気修行」を、「祈り年」の13カ月は一段と気合を入れて、楽しく有り難く、お道ならではの陽気な心で明け暮れて、この尊き神機を今後の人生の開運の源としていただきますよう、共につとめてまいりましょう。
本稿で紹介した詳細は、それぞれの教会所、または本部にお尋ね下さい。