立教200年奉祝推進・祈りの集い
平成23年3月号掲載平成26年秋の「立教200年大祝祭」の成就を願って、教主様と私(副教主)が“手分け”をして全国の教会所に上がらせていただく「立教200年奉祝推進・祈りの集い」が先月末から始まりました。これからの3年と半年間、各地・各所でお道づれの皆様と心一つになって“世紀の祭典”への熱意と感動を一層高めていきたいと念願しています。会場となる教会所に、一人でも多くの方を誘って参拝していただくとともに、できるだけ準備の段階から奉仕に参加して、皆様で盛り上がって当日を迎えて下さいますよう、よろしくお願いいたします。 思い返せば、平成12年(2000)に「教祖神150年大祭」が有り難く斎行された翌年、すなわち西暦21世紀が幕を開けた年の初めに教主様から「ご告諭」をいただき、4年間にわたって「私たちの教会所における『教祖神150年大祭』」を、教主様と“手分け”してつとめさせていただきました。「ご告諭」に示された、「『教祖様に帰れ』のひとことに込められたお道の基本の実践につとめ、もってわが国古来の大調和の精神を宣揚する」ための第一歩として、まずは教会所別にお道づれ全戸の先祖先輩の御霊(みたま)様に〈孝養の誠〉を捧(ささ)げた全国巡拝でした。続いて「第62回神宮式年遷宮」に向けた諸祭事が開始されると、20年前と同様に「ご恩返しを」を合言葉に伊勢神宮への奉賛が呼び掛けられ、「ありがとうございます推進・祈りの集い」と称する教会所参拝を全国展開させていただいたことはご承知の通りです。平成25年のご遷宮に教団を挙げて〈感謝の誠〉を捧げることは、日本人としての誇りと喜びを確固たるものにすることであり、他(ほか)ならぬ教祖様が最もお喜び下さることです。引き続いて「ありがとうございます運動」への積極的な取り組みを共につとめてまいりましょう。 そして、教主様が「ご告諭」の中で「教祖神150年大祭を無事有り難く斎行し終えた本教にとって、次の大きな節目の時」と“目標設定”して下さった「立教200年大祝祭」に向けて、まさに全お道づれの〈祈りの誠〉を結集するために始まったのが「立教200年奉祝推進・祈りの集い」です。 文化11年(1814)11月11日(旧暦)、冬至の朝日を拝(おろが)んで神人一体の境地に立たれた教祖宗忠様の天命直授(てんめいじきじゅ)によって立教した本教は、日本古来の信仰である神道の正道を受け継いだ日本人を教祖とする初めての宗教教団です。「“純国産”の宗教が、いよいよ200年の歴史を刻む時」とまで指摘する専門家もいるようです。その神観は、古来太陽神と皇祖神とに限定されていた天照大御神を、森羅万象すべての親神として普遍化して、太陽、とりわけ朝日は大御神の顕現した御心であり、皇祖に止(とど)まることなくすべての生(いのち)命の大元が大御神であるという、それまでの世界観を超越して包括した、雄大で単純明快な実に分かりやすい哲理です。この神観は「人は天照大御神のご分心(御分霊)(みわけみたま)をいただく神の子」という本教の人間観と表裏一体をなす教えの神髄(しんずい)で、人間の無限の可能性と誠実さを信じる、誠の宗教です。 お道づれの皆様には、喜びと確信と誇りを胸に、意気軒昂(けんこう)に大祝祭への歩みを続けようではありませんか! そして「立教200年奉祝推進・祈りの集い」に、次世代のお道づれや、新たにご神縁のできた方々が続々と参拝してもらえるよう、しっかりお取り次ぎ下さい! どうかよろしくお願い申し上げます。