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黒住教宝物館では、平成25年12月24日まで「藤原敬介築窯五十年展」を開催いたします。

平成25年11月1日~平成25年12月24日までの会期で「藤原敬介築窯五十年展」を開催いたします。
教主様のご挨拶文(下記別掲)にありますように、本教と縁深い藤原敬介氏の企画展であるとともに、藤原啓・建・雄の藤原家一門の記念室展示もあわせてお楽しみ下さい。


■開催ご挨拶
 藤原家は、代々の黒住教教徒である上に、先代の五代宗和教主と近しかった敬介氏御父の藤原啓氏は備前焼の人間国宝として一世を風靡し、長兄雄氏も備前焼作家として世界的に活躍して親子二代の人間国宝に認定され、また従兄弟の藤原建氏は、大教殿に作品を献納するなど、本教と深いご縁があります。

 敬介氏は、若き日に多治見に学び、爾来、薬ものの志野織部系の作陶につとめてきました。御父啓氏ゆずりの素朴な力強さと温かさにあふれた作品は、数多くの愛陶家が日常生活の中で自らの傍らに置き、使い、愛でられています。とりわけ、小山富士夫氏命名の「備前志野」は、敬介氏独自の世界を醸し出し、山陽新聞文化功労賞をはじめ数々の受賞の栄に浴するところとなりました。

 近年、備前焼作家としても知られる氏ですが、永年に亘って鍛えてきたロクロ技術はなまなかのものでなく、兄上の「雄備前」に続く「敬介備前」の確立が待たれるきょうこの頃です。

 円熟の境に在る敬介氏が、一層、期待される所以です。

黒住教教主 黒住宗晴