黒住教立教二百年記念『記号の宇宙光と輝き』制作について
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 黒住教立教二百年記念制作として美術家・向井修二氏が黒住教宝物館(まることセンター)階段部分の裏面・壁面に作品を制作献納下さいました。

 向井氏は「具体美術協会」創設者・吉原治良氏の下、多くの美術領域の概念を変えた中核的メンバーの一人として活躍。今年ニューヨーク・グッゲンハイム美術館企画「具体・素晴らしい遊び場所」展で改めて再評価を受け、開催3ヶ月で20万人近くの入館者を呼び話題となりました。

 フランク・ロイド設計による、米国国宝級の建造物に直接作品を描いた初めての作家と評され、中でもトイレ・エレベーターの全面空間の記号インスタレーションは注目を集め、連日世界の観客者達の行列を生み話題となりました。

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 このほど、50年来の友人である陶芸家・島村光氏からの要請のもと、立教二百年を迎える本教の記念として、当宝物館に作品を制作献納され、6月26日に献納式が教主様ご斎主のもと斎行されました。

「記号の宇宙光と輝き」と題して制作された作品は、光と影、裏と表、東と西、右と左、全ての宇宙の繋がりを記号によりインスタレーション化して表現されています。

宝物館へご来館の際は是非1階にも足をお運びいただき、ご観覧下さい。

●向井修二 1940年 神戸生まれ

【同氏のコレクション】
日本 国立国際美術館・東京現代美術館・兵庫美術館・福岡美術館・福山美術館
    大阪近代美術館・千葉美術館・静岡美術館・北九州美術館・芦屋美術博物館
    宮城美術館・和歌山美術館・高松美術館・東京板橋区立美術館 等多数
米国 ニューヨーク近代美術館・グッゲンハイム美術館・ダラス現代博物館 等